胃内視鏡(胃カメラ)

胃内視鏡(胃カメラ)

胃内視鏡ってどんなもの?

胃内視鏡ってどんなもの?

胃内視鏡は、直径1cmほどの柔らかい管で、先端にレンズが付いています。このレンズを通して食道や胃、十二指腸の粘膜の色や微妙な凹凸を直接観察することができます。また組織を一部採取することができます。
小さな病変の場合は、先端のワイヤーから高周波電流を流し、患部を焼き切ることも可能です。
逆に胃潰瘍のような場合による出血に対しては、出血部位に直接止血剤を塗布したり、高周波電流を使った止血処置を行います。
胃内視鏡は誤飲した異物を取り出すことにも使用できます。患者さまのお体に負担の少ない検査・治療ができる機器、それが内視鏡です。

胃内視鏡で診断できる病気

  • 逆流性食道炎・食道がん・食道ポリープ
  • 慢性胃炎・胃びらん・胃潰瘍・胃がん・胃ポリープ・胃腫瘤
  • 十二指腸炎・十二指腸潰瘍・十二指腸ポリープ・十二指腸乳頭がん

日本消化器内視鏡学会のガイドラインに沿った衛生措置

日本消化器内視鏡学会のガイドラインに沿った衛生措置

胃内視鏡は、感染リスクの高さ別に3分類されたもののうち、2番目に属しており、高水準での洗浄・消毒が必須です。
この洗浄・消毒を正しく行っていないと、患者さまの間で、たとえばピロリ菌の感染を拡げてしまうということが実際過去に報告されています。
当院では日本消化器内視鏡学会のガイドラインに基づき、患者さまごとに1本ずつ内視鏡洗浄機を使用し、感染を許さない体制を整えています。

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